物質名
化学式 |
発火危険性 |
有害危険性 |
貯蔵方法 |
亜鉛粉末
Zn |
酸や水酸化アルカリと反応して水素を発生する。粉末は空気と爆発性の混合物をつくる |
高温下では、比較的揮発しやすい。亜鉛の蒸気を吸入すると金属熱を起こす |
乾燥した通風のよい場所に水や湿気から隔離貯蔵。また、ハロゲン化炭化水素、水酸化アルカリ からも隔離 |
アセチレン
C2H2 |
非常に発火しやすい気体。爆発範囲が広い。分解しやすい。銅、銀、ハロゲンと鋭敏な爆発性化 合物生成 |
無毒だが酸素不足で窒息を起こす |
酸化性気体とくに塩素と隔離、換気のよい耐火性冷所に貯蔵 |
アセトン
(CH3)2CO |
引火性液体。危険性はガソリンよりわずかに少ない |
毒性は比較的少ない。呼吸器、眼、皮膚を刺激。多量 吸入すると催眠作用 |
容器損傷防止。酸化性物質と隔離 |
アルミニウム
粉末
Al |
空気との混合物は爆発性。酸や水酸化アルカリと反応して水素発生 |
乾燥した場所、酸、水酸化アルカリ、塩素化炭化水素および酸化性物質と隔離貯蔵 |
アンモニア
(無水)
NH3 |
可燃性気体。油など可燃性物質との混合で火災危険増加 |
低濃度でも粘膜や眼を刺激し、涙が出る。液体アンモニアに接触すると激しい凍傷 |
耐火性冷所に貯蔵。ハロゲンおよび酸から隔離 |
硫黄
S |
可燃性。粉末や蒸気は空気と爆発性混合気体、酸化性物質と爆発性混合物質をつくる |
燃焼のさい二酸化硫黄を発生して有害 |
換気良好な冷所に塩素酸塩、硝酸、その他の酸化性物質から隔離貯蔵 |
塩化水素
HCl |
不燃性。金属との接触で水素発生 |
腐食性あり、刺激性で有毒。蒸気は粘膜質に対して腐食性、刺激性 |
硝酸、塩素酸塩から隔離貯蔵。金属との接触を避ける |
塩素
Cl2 |
化学的反応性大。アンモニアと混合し発火、爆発する |
毒性大。低濃度でも眼、粘膜、呼吸器官を激しく刺激 |
冷所に隔離貯蔵。塩素用防毒マスクの準備 |
塩素酸カリウム
KClO3 |
酸化性物質。可燃性物質と混合すると爆発性となる |
火災のとき有害ガス発生 |
可燃性物質。酸などから隔離貯蔵 |
過酸化水素
H2O2 |
酸化性水溶液。可燃性物質を発火させる。金属やその塩と混ざると激しく分解。濃厚なものは爆発的分解を起こし得る |
眼、皮膚および肺を刺激 |
冷所に貯蔵。可熱性物質および分解触媒となる金属(鉄、銅、クロムなど)と隔離貯蔵 |
過酸化
ナトリウム
Na2O2 |
酸化性物質。可燃性物質との混合物は少量 の水との接触により、または摩擦によって容易に発火 爆発。水との反応は激しく大量 にある場合は爆発する |
強い腐食作用。火災のとき危険。取り扱うとき吸入を避ける |
有機物、水から隔離貯蔵 |
過マンガン酸
カリウム
KMnO4 |
酸化性物質。硫酸で処理すると爆発。可燃性物質との混合物は爆発性 |
可燃性物質や強酸から隔離貯蔵 |
カリウム
K
ナトリウム
Na |
大気に触れると急速に酸化。加熱されると自然発火。水と接触すると水素を発生して分解し、空 気中で発火爆発。この反応はカリウムのほうが大 |
腐食反応大 |
水から隔離貯蔵 |
ギ酸
HCOOH |
可燃性物質。空気と爆発性混合気体をつくる蒸気を出す |
皮膚に対し腐食性 |
酢酸
CH3CO2H |
酸化性物質と接触すると危険 |
皮膚ひどい薬傷。高濃度蒸気の吸入危険 |
酸化性物質から隔離。凝固して膨張し容器が割れるので16℃以上に保つ |
酢酸エチル
CH3COOC2H5 |
引火性液体 |
眼および呼吸器を刺激する |
換気良好な所に貯蔵。発火源、熱源に注意 |
さらし粉
CaOCl2 |
微粉末状有機物と接触すると発火し得る |
有毒。低濃度でも眼、粘膜および呼吸器管を激しく刺激 |
冷乾所に貯蔵。酸や可燃性物質から隔離 |
酸化カルシウム
(生石灰)
CaO |
水や湿気と接触して発熱し有機物発火の原因となる。温めると膨張し容器が破裂することがある |
粉末により皮膚や眼を刺激 |
水や湿気から隔離、乾燥した場所に貯蔵 |
シアン化
カリウム
KCN |
シアン化物は燃えない。しかし酸や湿気があると、引火性有毒のシアン化水素を発生 |
内服すると猛毒。酸や水により有毒なシアン化水素を発生 |
酸化性物質や可燃性物質から隔離 |
しょうのう
C10H16O |
可燃性物質。加燃すると可燃性蒸気を発生 |
酸化性物質から隔離。火気のない換気のよい所に貯蔵 |
臭素
Br2 |
有機物と接触して発火 |
低濃度でも気道や眼を激しく刺激 |
可燃性物質と隔離 |
硝酸
HNO3 |
可燃性物質と接触すると発火。鉄、銅を腐食。硫化水素、その他と接触すると爆発を起こす |
腐食性、接触するとやけどをする。蒸気の吸入は危険 |
テレビン油、可燃物、カーバイド、金属粉、ピクリン酸塩、塩素酸塩から隔離貯蔵 |
硝酸
アンモニウム
NH4NO3 |
酸化性、爆発性を有する。吸湿固化、潮解性 |
容単の損傷防止。強酸化剤であるため、有機物や他の酸化されやすい物質および蒸気との接触を 避ける。爆発の起こらぬよう取り扱い注意 |
硝酸カリウム
KNO3 |
酸化性物質。有機物と混合したものは衝撃で燃焼 |
有機物と接触しないような、乾燥した場所に貯蔵 |
硝酸銀
AgNO3 |
酸化性物質 |
腐食性、有毒性 |
暗冷所貯蔵。可燃性物質と隔離 |
硝酸ナトリウム
NaNO3 |
酸化性物質と混合したものは衝撃で発火燃焼 |
乾燥した場所に、有機物や可燃性物質との接触を避けて貯蔵 |
水酸化
ナトリウム
NaOH |
水との接触で発熱。生石灰より激しい |
強い腐食性 |
乾燥した場所。水、湿気から隔離貯蔵。 |
炭化カルシウム
(カーバイド)
CaC2 |
水と反応してアセチレンを発生 |
乾燥状態で通風のよい場所に貯蔵 |
トルエン
C6H5・CH3 |
引火性液体。液体は水よりわずかに軽く、蒸気は空気より重い |
眼、呼吸器を刺激。大量吸入による死亡 |
耐火性換気良好な所。火気厳禁 |
ナトリウム
Na |
水と接触すると水素を発生し空気中で発火爆発する
| 強い腐食性 |
水と隔離し飽和炭化水素系石油でおおって貯蔵 |
ナフタリン
C10H8 |
加熱したとき可燃性蒸気を発生 |
刺激性。蒸気はかゆみ、痛み、湿しんを与える |
酸化性物質から隔離。火災や熱源から遠ざける |
二硫化炭素
CS2 |
不快臭をもつ揮発性液体。吸熱化合物。蒸気は強い衝撃で発火。ガソリンより危険 |
有毒。0.32〜0.39vol%中で30分〜1時間で危険な中毒症状を示す。皮膚に直接触れないよ うにする。燃焼生成物は二酸化硫黄、ときにより一酸化炭素を含む |
酸化性物質から隔離。金属の衝撃、日光の直射を避ける。電気設備を含むすべての点火源のない冷所に水中に貯蔵容器にいれ貯蔵 |
フェノール
C6H5OH |
加熱すると可燃性蒸気を出す |
有毒 |
水に溶ける。食料品と一緒に貯蔵してはならない |
ベンゼン
C6H6 |
引火性液体。液体は水よりわずか軽く、蒸気は空気より重いのでかなり遠い着火源から引火する |
高濃度蒸気を吸入すると急性中毒で死亡。低濃度蒸気を繰り返し吸入すると致命的貧血 |
換気のよい火源のない耐火構造の貯蔵室 |
マグネシウム
Mg |
粉末、薄片は可燃性大。粉末が空気中にあるとき火花で爆発。水との接触で水素発生 |
火災のとき危険。眼や顔を保護 |
火、湿気、酸化性物質、ハロゲン、アルカリから隔離貯蔵 |
無水酢酸
(CH3・CO)2O |
引火性液体 |
眼、皮膚、呼吸器を刺激 |
換気のよい冷所に、火源、熱源から隔離貯蔵 |
硫化水素
H2S |
引火性気体。発煙硝酸や濃硝酸などの強力な酸化性物質と激しく反応する |
非常に有毒。眼、呼吸器を刺激。高濃度では直ちに死亡 |
硝酸など強力な酸化性物質と隔離貯蔵 |
硫酸
H2SO4 |
可燃性物質と接触して発火する可能性。金属を腐食 |
腐食性。火災時に危険な蒸気を発生 |
金属粉、カーバイド、ピクリン酸塩などの可燃性物質や塩素酸塩などの酸化性物質と隔離貯蔵 |
リン(黄)
P |
高度の可燃性物質。酸化性物質に接触すると爆発。空気に接触して自然発火 |
有毒。燃焼時に毒性の高い蒸気を発生。リンが皮膚につくと激しいやけどをする |
化学薬品から隔離する。大量のものは、地下の鉄製またはコンクリート製タンクで水中に貯蔵 |
リン(赤)
P |
可燃性物質。酸化性物質と混合すると爆発する可能性を生ずる |
燃焼すると有害の蒸気を出す |
他の化学薬品から隔離貯蔵 |