防爆器具の表示記号

防爆器具には、つぎに示すような記号を使用して、その器具の防爆構造、性能を表わしています。

区分記号
防爆構造の種類 耐圧防爆構造 d
油入防爆構造 o
内圧防爆構造 f
安全増防爆構造 e
本質安全防爆構造 i
特殊防爆構造 s
爆発等級 爆発等級1 1
爆発等級2 2
爆発等級3 3a,3b,3c,3n
発火度 発火度G1 G1
発火度G2 G2
発火度G3 G3
発火度G4 G4
発火度G5 G5
発火度G6 G6

備考

  1. 本質安全防爆構造の電気機器では、クラスaとクラスbを区別するために記号iのすぐ後に、符号a又はbを併記する。
  2. 爆発等級3において、3aは水性ガス及び水素を、3bは二硫化炭素を、3cはアセチレンを対象とし、3nは爆発等級3のすべてのガスを対象とすることを示すものである。

例1.

d 2 G4
耐圧防爆構造 爆発等級 発火度

d2G4とは、耐圧防爆構造で、爆発等級2、発火度G4を表しています。 したがって、この器具の表面の最高温部の温度は発火度G4のガスが爆発する可能性のある135℃超過、200℃以下の温度範囲よりも低く設計されているため、発火度G4のガス雰囲気中はもちろん、この温度範囲以上の温度で発火爆発する発火度G3、G2、G1、のガス雰囲気中でも使用できることになります。また、爆発等級2のガスは、スキの奥行きが25mmの場合、フランジ部、はめあい部分などの接合面の最大すきまが、0.4mm超過0.6mm以下の時、器具内の爆発時の炎が器具外に出て外部のガスに引火する可能性があるため、器具の接合面のすきまはそれ以下の構造となっています。したがって爆発等級2のガスはもちろん、それ以上のすきまにおいてでしか炎が器具外に出ることのないガス(この場合、爆発等級1)の雰囲気中ならば使用できます。

例2.

d G3
安全防爆構造 発火度

eG3とは、安全増防爆構造で、発火度G3を表しています。したがってこの器具の表面の最高温度は、200℃以下に設計してありますから、それ以上の温度でしか発火爆発のしない発火度G3、G2、G1、のガス雰囲気中で使用できることになります。

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