こんにちは こみねぇ です。

今回は、セラミック管状炉の特注製作について紹介します。
管状炉とは、その名のとおり、加熱部が「管状」になっている炉です。
炉心管と呼ばれる管状の物を中心にセットします。(石英管、磁性管などの様々な材質の「炉心管」があります。)
用途にあわせて炉心管の材質を選定し、その中に試料をいれて焼成します。

周囲がヒーターとなっているので、セットした炉心管全体を効率的に加熱することが出来るんです!


中は、どのような構造になっているのでしょう?
開けると、、、↓

炉心管を設置する中央部を、ヒーターがぐるりと囲む構造になっています。
そのため、空間の多いチャンバー(箱)型の炉に比べ、熱効率、温度分布が良い」んです

安定した環境が実現するので、実験にもってこいですね(^▽^)

単体で使用したり、装置に組み込んで使用するなどして、
幅広い用途で使われます。

例えば・・・
・半導体の熱処理研究
・金属開発における基礎反応用の炉として
・燃料電池の開発   

などなど

「管状炉」は、一般的なチャンバー型の電気炉と比べ、どんな特長があるのでしょう。

≪管状炉の特長≫
・炉内がパイプ形状になっているため熱効率がよい
・炉心管内部のガス雰囲気制御が簡単
・カスタマイズしやすい(2ゾーン、3ゾーン式のものなど)
 条件を細かく変えることができるので、研究用途にぴったりですね。

さて、カスタマイズを得意とする管状炉ですが、
今回、紹介したい事例は こちら↓


「3ゾーン式管状」に「フランジ付きの架台」を取り付けました。
このフランジから「不活性ガス」を導入するんです。

この特注品でどのような実験をするのか、というと、、。
●試料が不活性ガスの雰囲気下で熱処理しするとどうなるか? を調べる実験で使うそうです。

さらに、この特注品は、温度を制御を3ゾーンで行うことができます!
また、フランジから、真空ポンプを使って酸素追い出し、不可性ガスを導入することもできます。

※ちなみに、3ゾーンというのは、1つの管状炉で、3箇所の温度制御を同時に行うことが出来るんです。
 (1ゾーンだと1箇所、2ゾーンだと2箇所の温度制御ができます)





もう1つ紹介します。


炉の向きが90度傾けて架台に固定した「縦型タイプ」です。

実は、こういった「向き」を変える特注は、珍しくないんです。
縦型が、どういった時に便利か、説明しますっヽ(^∀^*)ノ

縦にすると、上から試料を入れて、下から出すことができます。 その逆の場合もあります。

炉心管の中に、「耐熱フィルター」をいれて「 特定のサイズの試料だけ下から取り出す」 といった、使い方もできるんです!!

縦型も便利ですね(^^)

「アルミフレーム」を使えば、架台を自由に設計できます。
単結晶育成熱処理炉として使用するためのスライドレールなども、このアルミと組み合わせて製作できます。

管状炉単体のみならず、前後の工程が スムーズになるよう、
架台ごと カスタマイズが便利です!!

セラミック管状炉の特注のご依頼はこちら↓どうぞ。
https://axel.as-1.co.jp/asone/d/63-4218-71/

チラシも用意しました。
電気管状炉 特注製作 チラシ.pdf(562KB)

特注品のお問合せは
まで、お気軽にお問合せください!

白金製品 ~使用品の≪改鋳≫がオススメ~

こんにちは こみねぇ です。

今回は、白金製品の「改鋳」について紹介します。
「改鋳」⇒「カイチュウ」と読みます!!

「改鋳」とは ⇒鋳造しなおすこと。
白金の場合、老朽化した製品を材料として、鋳造しなおすことが出来るんです。

研究室にある白金製品といえば、どのようなものを思い浮かべますか?
王道は「るつぼ」でしょうか。

他にも「蒸発皿」

よく使われますね。
白金付「トング」も欠かせません。

「白金」=「Pt(プラチナ)」 です。

プラチナといえば、金と同様、宝飾品のイメージが強いですが、
白金は、宝飾品より産業用として利用の割合の方が多いんです。

≪白金の特長≫
・化学的に安定している
・酸に対して耐食性が強い (王水以外には溶けない)
・耐熱性に優れている    (融点は1700℃以上)

酸を扱う研究室などでは、欠かせない材料なんですっ!
以前に、こちら↓ブログで白金電極を紹介したことがありますが、
https://www.as-1.co.jp/spg-blog/2019/03/post-28.html

研究室では、重宝される材質ですね。

この「白金」、ご存知のとおり「高価」な材料です。

参考価格はありますが、白金相場によって変動します。
他の材質のるつぼと比較すると、桁違いの価格で、手が出せないなんてこともありますよね。

しかし!! このような↓使い古した白金製品があれば

≪改鋳≫ することで、「安価」に新しい製品が手に入るんです。

実際には、お預かり品を、精製して御提供するのは、時間がかかりすぎるため、
在庫しているも新しいものを、お納めします。

アズワンでは、このような流れで承っていますので参考にしてください。

≪ご依頼時≫  
お客様にて重量を測っていただきます。 
白金るつぼ 20番 本体16gだったものが

この15.72gになっています。

≪事前見積提出≫
現物の測定結果を元に、「概算の見積」を提出いたします。

≪ご注文≫
現品をお預かりします。
不純物を除いた重さを再度確認します。

※使用済み白金容器は、底に試料が残って固まっていることや
 溶けた試料と白金が、合金化していることがあります。

≪正式見積提出≫
予め測定していただいた重さと、精製後の白金の重さが異なっている場合 
純粋な白金の重さにて価格を算出し、再度見積を提出します。

≪お届け≫
新しい製品をお届け

実際には、お預かりした製品から不純物を取り除き、
「擦り減ってしまった分の材料代」+「加工費等」で新しい製品をご提供する
という流れになります。

回収したるつぼは、バーナーで溶かします

コロコロになりました。

その後「王水」で溶かし精製して、新しい製品にうまれ変わるんです。

高価な材料ですが、再利用できるとなると、魅力的だと思いませんか?

ご紹介チラシも用意しました!
白金改鋳チラシ.pdf(566KB

ご活用ください。

お持ちの白金製品の「改鋳」のご希望があれば

 まで。お待ちしております!!

ゴムの成形 ~金型をつかってプレス~

こんにちは こみねぇ です。

今回は、ゴム製品の「プレス加工」について紹介します。

先月、↓こちらの記事でゴムの原料からゴムが出来るまでご紹介しました。
https://www.as-1.co.jp/spg-blog/2019/06/post-35.html
今回は、そのゴム材料を使って「成形」する工程を紹介します。

「樹脂」や「金属」のような、硬い材料であれば「ドリル」を使って
くぼみをつけたり、角を丸くしたりすることが比較的容易です。

しかし、「ゴム」の場合は、軟らかく,、摩擦が大きいため、ドリルを使った加工が難しいんです。

消しゴムを、彫刻刀で削って、「はんこ作り」したこと、ありますか??
グッと力を入れた時に滑りにくいですよね(゚ω゚)

凸凹も出来やすいです。どうしても、削ったところがガタガタになってしまいます。

くぼみをつけるような加工は、手作業はもちろん、「機械」でもなかなか難しいんです。

そのため、「金型」を使って成形するんです。
実は、皆さん実験で使っている身近なゴム製品は、金型を使って作っている製品が
多いんです。

(金型を使った製品例)
試験管には蓋をしよう・シリコンゴム栓!」

ホールピペットメスピペットのお供に・ゴムピペッター!」




それでは!ゴム成形の工場で、「成形」の工程を見せていただきましたので
製造現場をご紹介します~!!

まず、「金型」に材料のゴムをのせます。

角棒状にカットしたゴムが等間隔で並べられています。こんな感じで大丈夫!?って思ったら、
実は、この並べ方、製品によってベストな位置が決まっているんです!

試作を行い、綺麗に仕上げるための、ゴムの設置位置を見極めるんです。
その上で、製品ごとに「材料はココに置く」と、決めるんです。

熱プレス機を使ってプレスします。

「何秒プレスするか」も製品毎に決められています。


量産品は、職人さんの体にもプレス時間がインプットされているらしく、
慣れた手つきでプレス時間をカウントしながら、手際よく作業されてます!

量産品の場合は、試作を重ねて 「誰がプレスをしても同じ品質」に仕上がるように プレスの手順が決められています。

型から空気圧の力を使って剥がします。

熱々です。

さっきの棒状の材料が、金型の形状に合わせて、こんな形に!!!
これをカットして、バリを取り除けば、完成ですヽ(´∀`*)ノ 

このように、1点1点、目視で検査を行います。 ※別の部品の検査の様子です。
集中力が必要です。

最後に、品質検査室で、チェックします。

抜き取り品で「サイズ」や「比重」を確認します。

「加硫」も検査します。検査結果が、保管されるので安心ですね。

比較的少量の試作部品などの成形品を金型を使って製作が可能です。
硬度調整、色合わせ、導電率(電気抵抗率)の調整を行いオリジナル材料からの製作もできます!金属などの異素材部材との接着品も多いです。


ゴム部品をカスタマイズで作りたいっ
というご要望がございましたら

 まで。おまちしてます。

校正の有効期限と校正の周期とは??

こんにちは "こみねぇ" です!

今回は、実験機器や計測機器の校正に関するご質問の中から、
「校正って有効期限あるの?」
「校正の周期ってどうしたらいいの?」

について考えてみたいと思います。

実験機器や計測機器は使用している間に、次第に数値がズレてしまいます。
そのため、定期的にこれらを点検・校正していないと、実験の品質、再現性が
確保できず、また、いつから、何がおかしかったのか??
原因も特定できなくなってします。

「とある温度計の表示画面」

↑↑↑表示の25.9℃は、ほんとに正しい値なのか?
もし違っていたら、いつから、どれだけズレていたのか・・・?

この値がズレがないか、ちゃんと精度内に入っているか?
を基準となる計測器と比較して、校正をします。
では、この校正、有効期限ってあるんでしょうか??

実は、、、

校正には有効期限はなく、あくまでも、その時に基準となる機器と比較した結果
を表記しているだけなんですヽ(゚Д゚;)ノ!!

校正したからと言って、その機器が例えば1年間数値がズレない保証があるわけ
ではなく、単にその時の比較結果を現状確認しているだけなんです!
では、ここで問題です!!

【問題】
校正に有効期間がないってことは、どのタイミングで校正をしたらよいでしょうか?
(校正周期は?)

【ヒント】
・校正の頻度を多くすれば、より数値の信頼性は高まりますが、手間とコストが
 かかります。一方頻度を減らせば、信頼性は低くなります。。。
・日々頻繁に使う機器であればあるほど、ズレは発生しやすくなります。













【答え】
使っているお客様が自分で校正のタイミング(周期)を決めます!!
ほんとですよwww
(校正機関が有効期間や校正周期を決めることはできないんです)

・測定値に高い信頼性が必要な場合などは、校正周期を短くする
・日常点検でチェックし、ある一定のズレが出てきたら校正する など、
結局コスト面と使用状況等を考慮してお客様で決定することになります。


2年に1回の校正だと、2年間のどのタイミングで精度不良になったか分からないですよね。
これを、1年に1回の校正にすると、異常があった場合、より早く気づくことが出来ます。

とはいえ、結局、校正期間を短くしても、校正の間でいつ変化したか?
が分かりません。。。

そのため、実験機器、計測機器は日常的な点検管理が必要です。
日常の点検方法としては、校正済みの計測機器を使って、数値をチェックして異常がないか
確認する方法がおすすめです!

アズワンでは、校正済みのおんどとりを付属したインキュベーターなどを販売しています。
校正済みのおんどとりを使って、日常的な温度管理がすぐに出来るから大変便利ですよね!

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皆さまのお役に立てれば幸いです。

校正とは?校正って何で必要??

こんにちは "こみねぇ" です!

最近、実験機器や計測機器の校正についてたくさんお問合せを頂きます。
今回は、校正とは?校正ってなぜ必要なのか? をご紹介をしたいと思いますっ!

GMPやHACCPの対策、監査などで、よく耳にする"校正"

JIS Z 8103:2000 のJIS計測用語では、
校正とは、『計器又は測定系の示す値、若しくは実量器又は標準物質の表す値と、
標準によって実現される値との間の関係を確定する一連の作業。』
※備考 : 校正には,計器を調整して誤差を修正することは含まない。

と定義されています。

ちょっと難しいですよね(゚ω゚)。。。

簡単に言うと、普段使っている実験機器や計測機器がちゃんと正しく動いている??
って現状確認する作業が校正なんです。
(実は、ちゃんと正しく動くように修理・メンテナンス・調整するわけではありません)

じゃあ、どうやって正しく動いているか確認するの? というと、
正しく動いている別の機器を用意して、同じ条件で動かした時にどんな値を示すか、
比較することで確認します。

《校正のイメージ》



単に比較するだけなのに、校正って何故必要なの?と思われるかもしれません。

実験機器や計測機器は使用している間に次第に数値がズレてしまいます。
その為、定期的にこれらを校正していないと、実験の品質、再現性が確保できず、
また、いつから、何がおかしかったのかその原因も特定できなくなってします。

・毎回同じ温度25℃で培養していたけど、実際の温度は40℃だった。
・いつから温度がズレていたのか分からない。全部実験やり直し。。。

なんてことにもなりかねません・・・

このようなトラブルを防ぐ為にも、
《定期的に校正し、その記録を保管しておく》 ことが、重要です!!

中でも、 "記録を保管しておく" ってとても重要です。
せっかく校正していても、記録が無ければ分からなくなってしまいますよね。

《校正証明書イメージ》



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次回の校正テーマは、"校正の周期"について考えてみたいと思います♪

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ゴムの材料づくり ~原料がゴムになるまで~

こんにちは こみねぇ です。

ゴムパッキンや、ゴム手袋ゴムバンドなどの、身近な生活備品や
各種機材の部品など、様々なところで使われている「ゴム製品」。

デスクにもありました。ゴム部品は、このようにペンのグリップなどにも使われますね。

ペンなどの量産品のゴム材料は、一般的に「型」を使って成形します。

ペンなどの「グリップ」や、機器の「脚」など、滑り止めや緩衝材として、
目に見える部品は もちろん、機器の内部にも、型を使って成形されたゴムの部材がよく使われています。

ゴムは、"ゴムの木"から採取されるラテックスを原料とした「天然ゴム」と、
石油・ナフサを原料とした「合成ゴム」があるのはご存知ですよね?

今回は、「合成ゴム」の材料の作り方を紹介します。
日ごろ特注品の製作でお世話になっているゴムメーカーさんにお話を伺いました。
金型の作成から、ゴム原料を調合してのゴム成形まで、一貫して製作しただけるプロ集団ですヽ(^∀^*)ノ

最近の傾向として「欧州RoHS2指令」に適合する材料での依頼が多いとか。

原料の「調合」が可能だと、こういった規制に対応できるので、非常に頼りになりますね(^^)
添加剤を加えて、原料を調合して、「硬度」を変えることもできるんです!!
同じ型を使って、硬い材料や軟らかい材料など、複数のパターンで試作することも。
シリコンに関しては、こんな↓カラーのものも作成できるんです。

カラフルです(^-^)

製造現場を見せていただきました!!

原料はこちら↓

この状態ではすぐに切れてしまいます。まだゴムとしては使えません。

パン生地作りみたいですね。手元の計量カップには、
生クリーム、、ではなく「加硫促進剤」が入っています。

「加硫」 。 カリュウと読みます。
⇒この言葉、ゴム作りに欠かせない言葉なんです。

ゴム系の原材料を「弾力を持たせるため」に硫黄などを加えることなんです。

熱を加えて加硫させることで、材料の分子同士の結合ができて弾力ができ、伸びるようになるんです。

やっぱり、パン作りみたいですっ(o^∇^o)!
捏ねて、こねて、グルテン膜ができるような。。

ミキシングロールで、ムラが無くなるよう、何度も何度も練ります。

加熱していないにも関わらず
摩擦熱で熱々になってます。60度以上になるそうです。
慣れた職人さんでないと扱えません!!

伸ばして 伸ばして 均一になるように

加硫させます 摩擦熱で「加硫」がすすみます

ゴムっぽくなってきました。

材料が完成 10mmの厚みの材料を用意し、「硬度」をチェック

試験用の規格「「ダンベル形状」のゴム材料をセット

上下に引っ張っていきます

さらに伸びて プチっと切れました。

赤丸の部分がゴムが切れたところ。

「加硫」をチェック
「比重」もチェック

ロット毎に、様々な試験を行い、データを保管するんです。

これにて、材料の完成です!!
何度もでてきた「加硫」という言葉ですが、ゴム原料を扱う現場では、とっても重要。

「加硫」が進みすぎないように、冷蔵庫で原料を保管したり、加硫しやすいように
熱がくわわるように捏ねたり、温度コントロールが必要なんです。

シリコンゴムや、フッ素ごむなど、製品によっては
オーブンを使って高温で、さらに加硫させて作る材料もあるんです。

どの工程も、パン作りと似ていて、驚きですっ!!

つづく

こんにちは こみねぇ です。

今回は、アズワンの定番品≪デシケーター≫について紹介しますっ!!
※デシケーターとは、湿気を嫌うものを低湿度(乾燥)状態で保管するための容器で、
電子部品のような小さなものを保管する"小型タイプ"のものから大型のものまで、
また真空状態で保管するタイプなど様々な種類があります。

冬場の乾燥した時期は「クリーンーブース」が活躍しますが、
湿度の高い梅雨~夏場は「デシケーター」が活躍します。

「日本」 の話です!! 

日本の6月~9月は非常に湿度が高いので、デシケーターが欠かせないという現場も多いんです!


改めて、「デシケーターって何??」という方のために、簡単に紹介します。

デシケーターとは ⇒ 「湿度を一定(低湿度)に保つ箱」です。

例えば

・カビを嫌う、レンズやカメラなどの「光学機器」
・基盤や精密機器の部品などの「電子部品」
・湿度依存のある「研究用素材」や、「薬品」

こういったものを、保管するために使われています。

趣味の高性能カメラを、自宅で「デシケーター」にいれて保管する人も!!

大まかに分類すると、①~④のタイプがあります。

除湿剤タイプ     ⇒  シリカゲルなどで乾燥させます。
                   電源がなくても"手軽"に乾燥させることができます

オートドライタイプ  ⇒  「除湿ユニット」を使って乾燥させます
                      
                  電源一つで、コントロールしてくれるので楽ですね。
                    
ガス置換タイプ    ⇒  中の空気を窒素(N2)ガスで充満させることが多いです。
                  低湿度かつ、酸素に触れない環境で保管したいときに適しています。
                  ガスを供給するための、「ガスボンベ」などを用意する必要があります。

減圧(真空)タイプ  ⇒ 真空ポンプで庫内の空気を引きます。脱泡用途などで使われます。
                   真空に耐えられる厚いアクリル板や金属でできてお、、重たいものが多いです。

中に保管する物や、保管目的によって適切なタイプを選択してくださいね(^_^)

ちょっとここで ≪シリカゲル≫について紹介します。

除湿剤タイプには欠かせない備品ですが、お問合せの多い
「再生方法」と、「必要量の目安」について紹介します!!

 ≪ シリカゲルの再生方法 ≫   

・電子レンジ(700W程度)で1分30秒~2分程度の加熱を数回繰り返す   
・乾燥機を使用し、150℃程度で約1時間乾燥させる
・フライパンなどの容器に入れ、直火で10~20分程度乾燥させる

コツ (1)ゆっくり行う (2)水分がしっかり蒸発するまで行う (3)温度を上げすぎない        
※加熱の上限は約200度 
※再生を5~10回繰り返すと、色が茶色っぽくなり、        
 内部の微細構造も破壊されるため、吸湿能力が低下します。

 ≪ シリカゲル必要量の目安 ≫   

1立方メートルの密閉空間で、湿度をRH90%⇒RH40%まで下げる時に   
除去する必要のある水分量と、シリカゲルの必要量の目安を温度別に表にしました。

シリカゲルはA形とB形があるのですが、乾燥、除湿の目的で使われるのは「A形」です。

密閉時の「温度」によって、シリカゲルの必要量が大きく異なります。 ※完全な密閉空間を想定
A形シリカゲルの吸湿性能はJIS規定値を想定(RH40%=鉄を防錆保存する時の湿度、この時のシリカゲル吸湿性能は約16%)

温度環境だけでなく、扉の開閉回数によっても異なりますので、実際のご使用方法にあわせてご選定ください。

様々なタイプを御紹介した≪デシケーター≫ですが、「既存の製品では、満足できない」という声も多く、
特注のご依頼をも多いんですヽ(^∀^*)ノ

そんな特注事例より、いくつか御紹介します。


まずは 「防振&搬送」機能付

精密部品を「乾燥させたまま」搬送したいけれど、繊細な部品なので、「搬送時の衝撃による破損」が心配。

というお客様のために↓↓↓

固定も足踏み式でラクラクです。

次にこちら↓  棚板を増設しました! 「10段仕様」 の真空デシケーターです。


最後はこちら ↓↓↓  デシケーターの湿度調整ユニットを無くし、送風ユニットを取り付けました

湿度調整を無くす・・・となると、もはやデシケーターでは無いですね(*・ω・)ノ


「除湿」では物足りないとき、風の力で「乾燥」させたいときには、このような「送風機」の取り付けも可能です!

これからの時期、「湿度対策」をしなきゃ!! という皆様。参考になりましたでしょうか?

オリジナルのデシケーターを導入して、湿気による不具合や、ロスを減らしませんか??

チラシもご用意しました。
デシケーター特注製作チラシ.pdf(543KB)

デシケーターを特注で作成したいというご相談がございましたら、
こちらから↓↓ お問合せくださいね!
63-2993-63 デシケーター 特注製作

ご依頼用フォーマットもご用意しましたのでご活用くださいっ!!
デシケーター見積ご依頼フォーマット.pdf(71KB)

 デシケーターの特注お問合せをお待ちしております!!

こんにちは こみねぇ です。

今回は、化学系の研究室の強い味方
耐熱、耐薬品性に優れたフッ素樹脂≪PFAチューブ≫ の 曲げ加工 について紹介しますっ!!

PFAチューブは、「フッ素チューブ」などと 略して称されることもありますが、他のフッ素チューブと比較し
「半透明」の硬質のチューブです。

フッ素系のチューブには PTFEチューブや、フッ素ゴムチューブなどがあります。
これらは、見た目は異なっていますが、 「耐熱性、耐薬品性に優れている」という共通点があります。
ほとんどの化学薬品、溶剤に対して安定するため、薬品を扱う研究室では多く使われます。

チューブ内で液体の流れを確認したいときには、中が透けて見えるこの「PFAチューブ」が便利です!

実は、このPFAチューブ 「曲げて欲しい」というご依頼をいただくことがあるんです(*^_^*)
「チューブを曲げる依頼」と聞いて、何を思い浮かべますか??

「そもそもチューブって、曲がるし、、」と思いましたか?

ぐるぐる巻かれている写真をみると、 簡単に曲がりそうですが、実は、結構硬いんです。

↓このように、形状を維持させるためには、

≪チューブに熱を加えて冷ます≫ という工程が必要になるんです。

そのため
仕上がりの形状の土台=「型」を用意するところから加工が始まります。

オーブン内にセットします。

この赤枠内の「型」に沿ってPFAチューブをはめこみます。

下に敷いた白いシートの穴、気になりませんか?
この穴は、オーブン内の熱を伝えやすくするための穴なんです。

このオーブンで加熱し、冷却します。

完成!!

型から外しても、このとおり、形状を保っています。
この型は一度に「3個」加工できます。

この型は「この形状」でしか使えませんが
高温に耐えるべくPTFEの材料から切削加工で作られます。

少量だけ曲げたい部品がある場合は、1個ずつ型を削る必要があるんです。

何個も作りたいときは、製品のサイズ、オーブンの配置などを考慮し
適した型を作る必要があります。

こちらのカーブは緩やかです。

力まかせに、曲がりにくいPFAチューブを接続していた皆様!!
コネクタをつなげてセッティングに時間がかかっていた皆様!!

「曲げ加工」を利用して、スムーズな流路作りを。是非ご検討ください。

チラシも用意しました↓ ご活用ください
フッ素樹脂曲げ加工紹介チラシ.pdf(488KB)

PFAチューブの他、PPチューブや、硬質塩ビチューブなども、同様に曲げ加工が可能です。

硬質樹脂チューブを曲げて使いたいっ!! というご要望がありましたら、

 まで。 お待ちしてます!!

こんにちは こみねぇ です。

今回はシリコンラバーヒーター を紹介します、シリコンラバーヒーターは、
ビーカータンクに巻きつけて使われる、 薄型のヒーターです。
円筒や円錐はもちろん、複雑な形状も特注製作可能です。

まずは「構造」を紹介します。

2枚の特殊なシリコンラバーシートを絶縁外装材(シース材)とし、
その間に発熱線(ニッケルクロム線とエッチングエレメント)を
挟み込んでいるんです。

シンプルな構造ですね!! 

中がどうなっているのか、製作工場の担当者に、聞いてみました!

 発熱線 パターン 例

 

迷路みたいですね

※内部に這わされているのが、発熱線であるニクロム線。
 この「ニクロム線に、電気を流すことによって発生する抵抗を熱に変える」仕組みなんです。
      →こういったヒーターは 『電気抵抗加熱方式といわれます。

※ニクロム線のパターンは、それぞれの「形状」や「容量」等によって異なります。
 線径や線長、発熱線間ピッチ等もヒーター仕様によって決まるんです。

様々な加熱方式がありますが、このシリコンラバーヒーターの特長を紹介します。

≪特長≫
・熱応答性にすぐれている
・柔軟性があるため被加熱物に密着させることができる
・軽い
・少量からカスタマイズ製作可能

アズワンでは、研究室で使いやすいサイズを紙面に掲載していますが、
その他のサイズ、ご要望に合わせて複雑な形状での製作も承っております。

実際に、シリコンラバーヒーターは、一品一様で製作できる ため、
カスタマイズでのご依頼、非常に多いんです。

サイズ:200×935mm 温度調節器付

定番のタンク用のヒーターです。
温度調節器を取り付けて使用することで、被加熱物の温度を安定させます。

手軽にカスタマイズできるとなると、、、 いろいろ作りたくなりませんか?

「そうだっ!この容器に巻きつけて、温めてみよう。」

どのようにヒーターの仕様を決めるのか、説明します。

たとえば、こんな↓とき、ヒーターの仕様は??

≪1.5Lの牛乳を 15分くらいで20度から60度に温めたい≫


バランスが悪いと、思うような加熱が実現しません。

左右それぞれの「容量」を算出します。

と、こんな感じで、おおよそ均衡がとれていると判断します。

⇒ シリコンラバーヒーターは、「20×31cm」で作成すればOK

カスタマイズの際は、初めの段階でこういった算出を行い、製作の可否をざっくり判断するんです。

皆様も、参考にしてください!!

「細かい計算が苦手」という場合は、

◆何を(対象物材質、サイズ、形状)
◆どのくらい(●●℃⇒△△℃まで) 
◆どのように加熱したいかなど (××分くらいで、◎◎度で温め続けたい)

            といった、「条件」を教えてくださいね(^^)

「設置方法」も必要となります。

◆温度調節器は必要?
◆取付け用の金具は必要?
◆マグネットをつける?
◆接着剤で貼り付ける?
◆コードの長さはどのくらい必要?  など

 (参考計算式) → 被加熱物体積×被加熱物比重×被加熱物比熱×温度差=必要熱量(kcal/hr)   ( 1kw=860kcal/hr)

 この式を元に、ご希望の条件に適したカスタマイズ品を提案します!!

実際に、カスタマイズのご要望の多い分野から ご使用用途を紹介いたします!!

≪ホットプレート用の熱源≫

≪ポンプの凍結防止に≫

≪真空配管の保温用に≫

その他、医療関連の機器類にも使われます。
試薬関連の機器の熱源やその他、試薬の管理の際 温度制御ができると、便利ですね。

カスタマイズ製作ご依頼用のフォーマットをつくりました。

シリコンラバーヒーター フォーマット.pdf(40KB)

チラシもございます。

シリコンラバーヒーター カスタマイズチラシ.pdf(530KB)

ご活用ください。

見積はこちら↓より、承っております。

63-2993-77 シリコンラバーヒーター 特注製作

こんにちは こみねぇです。

研究開発や製造の現場では、色々な電気製品を常に使用していると思いますが、
たくさんの機器を動かしているので、どれを運転しているか?忘れてしまったり、
ついつい電源を切り忘れてしまって帰宅してしまう。。。なんてことありませんか?

急になぜこんなお話かといいますと、
つい先日、家のコタツの電源を切り忘れてそのまま1日中温め続けるということがありましてヽ(゚Д゚;)ノ!!

コタツって外から見ても、動いてるのかわかりにくいですよね。
実験で使用する機器でも、加熱するホットプレートや、乾燥器といった機器は見た目で動いているか
分かりにくいので、つい電源を切り忘れて加熱し続けてしまったりなんてことも。。。

こうした電気製品が動いているかどうか、ぱっと一目で状態を確認出来たらいいですよね!
実は、"2019号研究用機器総合カタログ"のアズワン新商品で"レンタル+販売"をしてます!!

4-785-01-60 通電監視装置 レンタル5日  EDD-CT


この商品、電気製品の根元に本機をセットする事により、CT(カレントトランス)を利用して
電源に流れる電流値を調べ、接続している機器が運転しているかどうか判断します。

※背面のココに通電監視したい機器の電源コンセントを挿しこみます。

設定した電流値を超えると、運転中と判断して、100Vを出力するので、
別売りのLED警告灯やブザーを接続して、部屋全体に運転状態をお知らせしたり、
警報出力側からケーブルを延ばす事によって、離れた部屋などで運転状態を監視
することができます。

実際に、アルミブロック恒温槽に接続してみました。

●通電監視装置は未接続の状態です。

↑本体のディスプレイが発光しているだけなので、運転中かどうか気付きにくいですね。

↑部屋の電気を消したら、運転中に気付かずに帰ってしまうかも・・・

●通電監視装置+LED警告灯を接続した状態です。


↑運転中は、LED警告灯が点灯しますので、運転中かどうが一目でわかりますね。


↑部屋の電気を消しても、運転中はランプが点灯しているので消し忘れに気付きますよね!


ちなみに、ご購入の場合は、コチラです!

4-785-01 通電監視装置  EDD-CT


ブザー、警告灯のオプションです!
●4-580-01 アラームオプション ブザー(スタンド付)  UP03A-100AS

※音量調節、端子台が一体になった小型電子ブザーです。


●3-6849-01 LED警告灯(ブザー無し) VL04M-100NPR/AY

※端子台へ加工無しで接続ができるY端子仕様です。
※AC100Vが入力されますと、回転式の発光でアラームをお知らせします。


機器の運転管理に、こちらの商品がお役に立てれば幸いです。
是非一度レンタルでお試しください!