nCounter発現解析 デモデータ

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こんにちは ふーみん です。

nCounterを用いた遺伝子発現解析で、

ユーザーさまからよく、デモデータはないの?とお問い合わせいただきます。

NanoString社のホームページには、解析ソフトnSolverとデータセットがアップされています。

ただ、どんな実験系で取得したデータなのかいまいちわかりません(笑)。

殿町ラボでも、独自にデモデータを用意してみました。

nSolverの操作性のご確認などに、是非ご活用くださいね。

こちらからダウンロードいただけます。

nSolverへのデータの取り込みなど、

基本的な操作は、こちらの動画をご確認ください。

なんと、nSolverは無償で使用できます!

ただ、nCounterから出力されたデータじゃないと使えないんです(笑)。

今回は、nCounter MAXシステムを用いてデータを取得しています。

こちらの論文のFig. 3を再現して、

同僚の すーさん に細胞を準備してもらいました。

ヒト肺癌細胞株A549に、上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼを選択的に阻害して抗腫瘍作用を示す分子標的薬のGefitinib(ゲフィチニブ)とEGF(Epidermal Growth Factor、上皮成長因子)を処理しています。

論文ではタンパク質の発現をみていますが、遺伝子発現の変化は期待していたほど大きくなかったです。

測定データ自体は綺麗にとれているので、nSolverでの解析は問題なく行えます。

ぜひご活用くださいね。

このデモデータやnCounterを用いた遺伝子発現受託解析サービスに関するお問い合わせは、こちらのページからお願いします。