Staff Introduction

再生医療、
バイオテクノロジー、産業。
多分野の知識を活用して
幅広いお客様の課題を解決。

No.AS-0005

ソリューション・デザイン部
ヘルスサイエンスグループ グループ長

T.Y(Ph.D.)

2012年入社 医学系研究科博士課程修了

No.AS-0001

頭の中には医療・産業のさまざまな分野の専門知識。「この問題は、あの知識とあの知識を組み合わせれば解決できる」とヒラメキも冴える

持ち前の人柄で学生時代から築いてきた人間関係で、再生医療やバイオ分野においての太い人脈を持つ

家に帰ると子煩悩な父親。趣味だった映画や旅行よりも、今は子どもたちと遊ぶことが何よりの楽しみ

現在のお仕事について教えてください

大学の先生や製薬メーカーの研究開発者などの、
お困りごとを解決すると共に新しい価値の研究方法を提案する。

私が所属しているソリューション・デザイン部というのは、アズワンの本流であるカタログやeコマースでは取り扱うのが難しく、専門的な技術や知識の求められる商材を軸にお客様の課題にソリューションを提供する部署。そのため通常の営業活動のように販売店様を通さず、直接エンドユーザー様とやり取りすることが特徴です。
その中でもヘルスサイエンスグループでは、ヘルスケアやバイオなどの研究分野に使われる機械や機器を取り扱っています。例えば、がんや再生医療の研究に使われる機械や、最近だと古河電工様とアズワンで共同開発した抗体スクリーニング装置を、新型コロナウイルスの研究をしている研究室や製薬メーカーなどに提供しています。
私は中国の高校を卒業してすぐに日本の大学へ進学し、大学でバイオテクノロジー、大学院ではがん治療やiPS細胞など再生医療について研究をしてきました。まさにその知識や経験を活かして、世の中に貢献できることが、一番のやりがいです。

もっとも印象に残っているエピソードは?

ライフサイエンスの技術を、
産業分野へ転換。

正直エピソードがたくさんあり過ぎて、この質問は困りますね(笑)。でも、意外性のある話でいうと、実は私はヘルスサイエンスグループでありながら、そこに限定することなく、産業分野のお客様にもいろいろな技術を提供しているんですね。
それで2018年頃だったかな。ある企業様が発電機の蒸気をエネルギーとして有効活用できないか検討されていました。そこで、その装置に必要なパーツをなるべく低コストでつくるために、医療分野で使われるセラミック3Dプリンターを提案したんです。実は3Dプリンターの技術というのは、早くから再生医療の分野で注目されていたこともあり、アズワンではより高密度で高性能なセラミックを再現するプリンターを取り扱っているんです。それを提案した際にお客様から「こういうのが欲しかったんだよ」と喜んでもらえたときはうれしかったですし、SDGsにも関心を持ち、エネルギー問題解決にも貢献できたという点で、格別の想いがありましたね。

ここがアズワンらしい!

「チャレンジャーに迷わず投資してくれる」

実は、3Dプリンターについては、今後、半導体分野にも提案していこうと計画しています。そのために、会社に頼んで、より高性能な3Dプリンターを1台購入してもらいました。数千万円の金額にもかかわらず、即断してくれるあたりは、さすがアズワン。新しいことに対して、チャンスをかなり与えてくれる会社だと思います。だからこそ、もらったチャンスでしっかりと結果を出して、会社にお返ししたいです。

今後の夢、挑戦してみたいことはありますか?

日本のライフサイエンス関連の製品を
世界へ売っていきたい。

私の将来の目標は3つあります。1つは、私の活動のベースにあるヘルスケアの分野において、抗体スクリーニング装置をはじめとする、抗体医薬品の開発に必要な装置や技術をしっかり広めていくこと。そして、2つ目は、学生時代に学んでいた再生医療の知識を、もっと世の中へ役立てたい。この2つは現状もすでに取り組んでいることです。
そして最後の3つ目は、日本のライフサイエンス関連の製品を世界へ売っていくこと。日本の技術力の高さは世界でも認められていますが、まだまだ知られていない製品が多い。数年前に、私が担当しているあるベンチャー企業様が開発した数百万円の微小重力環境模擬装置は日本国内では10台ぐらい売れましたが、アメリカ、中国、ヨーロッパ、東南アジアなど僅か3年で、40台以上が売れた。このときに、日本の技術はもっと世界へ広めるべきだと確信しましたね。
3つも目標があって欲張りだと思うかもしれませんが、アズワンなら全部叶えられると思います。

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